東京クリエイティブサロン(TCS)が3月14~24日、開かれた。今年で5回目となり、開催エリアやイベントが大きく拡大した。経済波及効果などの検証はこれからだが、大きな成果は新たな太い柱が作られたことだ。消費者向けイベントにとどまらず、日本の新たな産業創出に向けて、東京という舞台を活用したプラットフォームに発展していく方向性だ。
(矢野剛・特別編集委員)
【関連記事】東京クリエイティブサロン SDGs関連のイベント充実
外からの目で再発見
開催エリアは昨年の倍近い10に広がり、百貨店やメディア企業、商店会など幅広い企業が実行委員会に加わった。ファッションウィークとデザインウィークの同時開催という位置付けにふさわしく、100以上の多彩なイベントが行われた。テーマに「コ・クリエイション・フェスティバル」(共創と越境)が掲げられ、エリアや企業間の協業や交流が深まった。