東京クリエイティブサロン(TCS、実行委員会主催)は、SDGs(持続可能な開発目標)を切り口とした新たなコンテンツを発表した。
ファッションウィーク中の3月14日のオープニングイベントでは、代々木第一体育館内でミキオサカベのファッションショーが一般公開される。その際、古着を持って来場した人にはブランドのサンプルやデザイナーの私物などが抽選で手に入る特別なイベントにも参加できる。
過剰在庫や大量廃棄などで、環境負荷の高さが問題視されてきたファッション・デザイン業界。その商習慣や常識をアップデートするための行動をTCSが発信する。各エリアで開催されるファッションショー会場の古着回収ボックスに、各自が着なくなった服を投函(とうかん)してもらう。回収されたアイテムは25年のTCSで新たな作品に生まれ変わる。
都市と自然との共生を考えるきっかけとなるプロジェクト「TOKYO緑予想図」では「東京のミライに、どんなミドリを増やしたい?」という問いに対して集まった多彩なアイデアを展示し、そのなかの一つ「ムービンググリーン」を実験的に社会実装する。移動式のグリーンが東京の様々な場所を巡回し、自然とくつろげる豊かな時間を届ける。そのほか、フィールドワークやトークセッションなど多彩なイベントも予定。
なお、ファッションデザイナー中里唯馬氏のドキュメンタリー映画「燃えるドレスを紡いで」(16日公開)協業トークショーを渋谷で開催する。