仏「タラジャーモン」は19~20年秋冬、ミニマムとマキシマムをコンセプトに90年代のパリモードをイメージさせるコレクションを見せた。装飾を省き、カッティングと素材から生まれるシックでエレガントなベーシックアイテムが揃う。
一方ではバロック調にビジューを散りばめたパーティーにぴったりのドレスも。この両極端なスタイルの間に、トレンドを感じるプレッピーなフレンチカジュアルを差し入れた。アーティスティックディレクター、コロンブ・カンパナが得意とするオリジナルプリントは、ブランドのアイコニックなハート、フルーツ、植物、アニマルがモチーフ。甘過ぎないフェミニンさで90年代の気分を出している。
パリでの発表会では、インスタグラムで11万5000のフォロワーを持つアーティスト、ローラ・グルシャンが描いた新作の絵画も展示された。
(パリ=松井孝予通信員)
