田村駒、アウトドア「フォルボット」拡大 アジアで卸販売開始

2023/11/07 06:27 更新


 田村駒は、商標権を持つカヤック&アウトドアギアブランド「フォルボット」を世界に広げる。日本に加え、まずは韓国や台湾などでアイテムごとに商標登録し、卸販売を始める。欧州でも手続きを進め、東南アジアなどにも広げる。

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 カヤックブランドとして認知されていたフォルボットは16年に主力市場の米国で販売を終えていた。田村駒は商標権を取得してアウトドアギアも加えてリブランディングし、22年春夏に販売を始めた。アイコンでもあるカヤックの販売が先行し、現在はサップが好調という。新たに作ったライフジャケットは「従来にないデザインが評判で、親子セットでの着用ニーズが高い」ため、アウトドア専門店に加え、釣り具店などの販路拡大に貢献している。

カヤックの販売が先行、現在はサップが好調
「従来にないデザイン」とライフジャケットも人気だ

 フォルボット事業は同社にとって新たなブランドビジネスモデルへの挑戦でもある。これまでのようにサブライセンシーを募り、拡大するのではなく、まずは独自ブランドとして育てたた上で次の段階に進める構え。9月には山中湖でイベントを開いた。ブランディングと育成、ファン拡大に取り組む世界戦略で成長を目指す。



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