瀧定名古屋の子会社で、アパレル製造、流通加工、物流と事業の幅を広げたタキサダテクニカルサクセサー。特に縫製工場モンナトリエと共同で行うアパレル製造事業は、縫製技術の継承・人材育成を目的に始めたという。
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――国内縫製業の未来をどう見ているか。
10年後には相当シュリンクすると思っています。外国人技能実習制度の廃止と育成就労制度の創設でコストが上昇し、縫製工場の半分以上が減ると予想します。その分、生き残った縫製工場に人材やオーダーが集中するようになる。
――縫製工場が生き残るには何が必要か。
高い縫製技術だと思います。そして技術を継続的に提供できるかが鍵です。そのため、今求められるのは人材育成能力。目先の利益だけでなく、長い目でしっかりと育成していくことです。当社は縫製事業を15年に開始して以降、紆余曲折(うよきょくせつ)もありましたが着実に人材が育っている実感があります。
今は社会的にDX(デジタルトランスフォーメーション)で効率化が進められていますが、縫製は人の手によるもの。細かい感性の表現はAI(人工知能)ではなく人間にしかできません。物作りの世界はこういったアナログな部分が継承されていかなければいけません。そのためにも技術継承、人材育成は欠かせない要素です。
