【睡眠の日特集】快眠・健康/素材の話

2018/09/03 03:57 更新


バイオーダーで対応するクッション材

●ブレスエアー(東洋紡)

 「ブレスエアー」は樹脂を繊維状に加工し、3次元状に絡み合わせたクッション材。「ウレタンに替わるリサイクルできる素材」として東洋紡が開発。1996年に発売した。2013年には海外での販売をスタートしている。通気性が良く、高いクッション性と耐久性に優れているのが特徴で、寝具やソファの中材や新幹線の座席など車両にも広く活用されている。年間に1500トン生産し、生産量は毎年5~10%伸びている。

 体圧分散機能に優れていることから、現在では全体の60%が寝具関連用品に使用されている。有力寝具メーカーに供給する一方で、大型家具専門店のオリジナルブランド寝具素材としても使われている。発注先の希望に合わせて樹脂の太さや密度を調整できるのが強みで、常時200タイプを用意して対応している。ベッドコイルと組み合わせるなど、機能を付加する素材としても評価されている。

リサイクルできることも強みの一つで、素材としても注目されている。循環型社会へと向かう中で大量廃棄せずにリサイクルできることもこれからの商品訴求のポイントになる。

ブレスエアー(東洋紡)

織りの技術でアレルゲンを遮断

●ミクロガード(テクセット)

 高性能の布団クリーナーが話題になっているが、繊維の織り技術で私たちをアレルゲンから守ってくれる素材が「ミクロガード」だ。帝人フロンティアのグループ会社、テクセットが製造販売している。ポリエステルの極細繊維を高密度に織り込んで、ダニやほこりを閉じ込める。薬剤は使用していないので、肌にも安心だ。

 布団の中にはダニが入り込み、その死がいやフンが喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギーを引き起こしていく。ダニの大きさは0.2~0.3ミリ、その死がいやフンは0.01~0.03ミリという肉眼では見ることのできない大きさだ。布団クリーナーはそれらを吸引していくが、最上級の「ミクロガードプレミアム」は既に中に入り込んでいるダニは100%、死がいやフンは99%以上外に出さない。未使用の寝具に使用すればダニの侵入を「完全に防ぐことができる」という。テストでは50回の洗濯でもアレルゲンの通過率に変化がなかった。現在、プレミアムのほか、スタンダードとプロテクターの3種類を販売している。敷き寝具のほか、枕カバーや掛け、敷きカバー、ボックスシーツなどのアイテムを揃えている。

ミクロガード(テクセット)


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