ストライプインターナショナルが出資するインドネシアのボボボボ社は、セレクトショップ事業が売り上げと利益をけん引し、24年度決算は黒字化を見込む。今後は直貿スキームの拡大を進め、出店を加速する方針だ。
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同社はセレクトショップ「ボボTokyo」とEC「ボボボボ」のプラットフォーム運営の2事業を行う。ボボTokyoはストライプインターのブランドとローカルブランドをミックスしたMDで現地の20~30代女性を中心にファンを作ってきた。平均客単価は6000円。
宗教上の理由により肌を隠せる商品や、柄物が好調だ。今後はデニム製品、長袖ブラウスのほか、ストライプインターのメンズ、レディス複合のカジュアルブランド「クラフトスタンダード」などを強化する。
現在、ボボTokyoは「イオンモールBSDシティ」「スナヤンシティ」などに12店出している。今後はジャカルタ地区、特に南部と中央部に店舗を増やしていく方針だ。
ECボボボボのプラットフォーム事業の成長率は「鈍化」とするものの、ボボTokyoのECや、「ショッピー」など他社プラットフォームでの取り扱いの伸びは「顕著な状況」という。