アンケート調査をもとにした店長が一目置く店長シリーズの第3弾はモチベーション編。
活気ある雰囲気を作ることは、その店の売り上げを左右する大事な仕事。スタッフのやる気を引き出し、職場を良い雰囲気にするのが上手い店長は、日々の業務の中でどんなことをしているのか、コツや工夫を聞きました。
《推薦人》ビューティ&ユースの別の店舗の店長さん
マーケット分析等を加味した全体を見通す力、お客様の購買動向、心理、を伝える力が全店長の中で一番優れていると思う。既存店長の育成にも力を入れており、あるべき道を指し示すことが出来る店長だと思う。
推薦された方がこちら
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「ビューティ&ユース・ユナイテッドアローズ」渋谷公園通り店店長 川畠致軌さん
チャレンジを推奨する
スタッフのやる気を引き出すには、チャレンジを推奨すること。若いころは年の近いメンバーと一緒になって引っ張るタイプでしたが、年を重ねてスタッフのみんなが輝けるように支える役割を心がけるようになりました。今は新人でも時間がかかっても本人に最後までやらせています。
仕事の要点はあらかじめ伝えます。ですが、経験が浅いうちはそれでも壁にぶつかることも。そんなときのために、店のルールや都合をしゃくし定規に押し付けるのではなく、常にお客様の立場で考えるように言っています。
失敗することもありますが、失敗は仕事について知る格好のチャンス。経験も積めます。ミスしないままのほうが後に苦労すると、伝えています。同時に店長はできるだけスタッフが相談しやすい状態でいることも大事。感情の起伏を抑え、オン、オフ双方で常にコミュニケーションを取っています。
こまめな“ほうれんそう”を受ける
仕事を任せる分、ほうれんそう(報告・連絡・相談)はこまめに受けます。報告事項は「バッドニュース・ファースト」が基本。仕事にまつわる問題は誠心誠意対応すれば解決できます。問題は初動の間違いから起こるものなので、早い段階で報告や相談をしてもらうよう徹底しています。
このやり方だと、難しそうに思える仕事も解決の方法が分かる分、苦手意識が薄まり、課題を解決することで自信も付きます。簡単な業務から始め、小さな成功体験を日々積み重ねていくことで、結果として、スタッフ一人ひとりのやる気が引き出され、店全体の活気や売り上げの伸びにつながっていきます。