高崎オーパにセレクトの「エスティーカンパニー」

2019/04/09 10:59 更新


 群馬県桐生市でセレクトショップを運営するエスティーカンパニーは、「エスティーカンパニー」高崎店を高崎オーパにオープンした。18年3月に本拠地の桐生店を大型路面店に移転・改装し、店名を社名に一本化した施策の一環。自社セレクト店は桐生と高崎の2店に集約し、群馬エリアの顧客と国内外若手デザイナーとの関係をより親密にする役割を強める。

 高崎店はオーパ2階の通路を挟んだ2区画。売り場面積は合わせて約149平方メートル。桐生の1、3階の内装を高崎でも取り入れ、3階を表現した白ベースの売り場には「ハイク」「コズミックワンダー」「ファセッタズム」など。1階をイメージした木目を印象付ける売り場は「ミュラー・オブ・ヨシオクボ」「フィーニー」「ヒラリ」など国内デザイナーやクリエイターブランド。

白ベースの売り場には「ハイク」「コズミックワンダー」「ファセッタズム」などを揃える

 高崎オーパは2階がJR高崎駅とデッキでつながりにぎわっており、若い世代も多い。エスティーカンパニーも顧客とともに新規客をつかむ。メインの取り扱いブランドを高崎オーパで販売できるのは、「エスティーカンパニーがやるなら応援します」という若手デザイナーの協力があってのことと環敏夫社長。アンテンヌドゥ高崎店、ペニーレイン伊勢崎店は閉店したが、高崎店は年間売り上げ2億円をめざす。

 「本気でファッションマーケットを豊かに変える」意気込みで移転・改装した桐生店は、売り上げが前年比30%増と大きく伸ばす。3層の本館、2層の別館と屋上を含めた延べ床面積は636平方メートルの大型店はランドマークのような存在となり、県外客も増えている。2店で「客とブランドとの距離を近くする役割をより高めていく」。

好調な桐生店の内装を表現したエスティーカンパニー高崎店


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