増える専門店の期間限定店 相乗効果は“自店らしさ”を発揮してこそ

2024/12/12 14:00 更新有料会員限定NEW!


大阪・靱本町にある「ムスターヴェルク」。期間限定店を楽しんだ人の来店も増えた

 期間限定店を出す個店専門店が増え続けている。自店がない大都市に出すケースが多く、新規客の獲得、EC購入客との結びつき強化などを狙っている。手応えが良い店は、当たり前だが、強みや特色を持ち、普段運営する常設店が元気なところだ。普段の店を磨き続けることが肝心で、期間限定店でも〝自店らしさ〟を発揮すれば、ファンを増やすことができる。

店を持ち込む感覚を重視

ムスターヴェルク(大阪市・靱本町)

 大阪市・靱本町のメンズセレクトショップ「ムスターヴェルク」は、東京で年2回の単独期間限定店を出している。「売り上げも狙いたいが、まず大阪にある店を感じてもらうことを大切にしている」(新宅勇也代表)と話すように、継続性を最も重視。一人ひとりに丁寧な接客をし、その場限りで終わらない信頼をつかむ。

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