繊研新聞社の全国専門店アンケート調査によると、今春は採用数が前年より「増えた」企業が44%で昨年から増加傾向が続き、「減った」「凍結」の合計を20ポイント近く上回った。コロナ禍の沈静化で採用活動を強化する企業が目立つ。24年春卒業予定者の応募も「増えている」との回答が約3割に回復した半面、「減っている」も前年の倍以上の27%。採用を本格化する中で競合が強まり、内定辞退も増加するなど売り手市場に変化しつつあり、給与引き上げなど人材確保のための対策を強める企業も多いようだ。
(河邑陽子)
専門店の採用数(有効回答企業87社)は、今春は「増えた」が最多で2年連続で増加し、コロナ下で採用が冷え込んだ21年の倍以上になった。「減った」と「凍結」の合計は26%で、昨年に続けて減少し、21年の半分以下に減った。企業の採用意欲の回復傾向を示した。
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