新型コロナの流行が始まってから3年が経過し、専門店の業績は回復に向かっている。特に行動制限が緩和された昨年後半から、外出着などへの購買意欲は上向いてきた。消費環境の変化を機敏にとらえ、22年度、売り上げを大きく伸ばした専門店もある。顧客との関係、スタッフの接客・販売力、社員の一体感――培ってきた専門店としての力量が業績回復を後押しする。さらに、厳しい時代にあっても前を向き、好機をとらえ新規出店につなげたトップの姿勢も見逃せない。
シンキ ネット販売にはない魅力で客単価上げる
婦人服店のシンキ、ベルファム、プアコなど35店を出しているシンキ(京都府宇治市)は、コロナ禍以降も増収を続けている。22年の売り上げはコロナ前の19年比20%増だ。
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