デジタル化に拍車がかかったコロナ下で、あえてリアル店舗にこだわり起業する個人オーナーが増えている。小さい店にニッチで濃い品揃えとデザイナーの熱量を伝える丁寧な接客が特徴だ。ファッション+カルチャーの発信でコアなファンが集うコミュニティーの役割を担う。
(大竹清臣)
ジェルム(千葉) 塊根植物と一緒に並ぶ服
千葉県柏市で22年4月にメンズ主力の「ジェルム」を開業したのは、金森伸互代表。12年働いた地元のセレクトショップから独立、夢だった自身の店を立ち上げた。コロナ下で周りからは止められたが「通常なら家賃が高くて入れない物件が空いていたり、協力してくれたデザイナーもいたりと、逆に今がチャンス」と考え、新たな一歩を踏み出した。
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