「ソニア・リキエル」清算が決定 売却先見つからず

2019/07/27 11:21 更新


 【パリ=松井孝予通信員】再建型破産手続きをしたメゾン「ソニア・リキエル」に対し、パリ商事裁判所は25日、法定清算の措置をとった。

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 同メゾンは68年に創業。経営難から12年にシンガポールの投資会社ファーストヘリテージブランズ傘下に入り、グローバル戦略を軸に立て直しが計られたが、18年に3000万ユーロの損失を抱え、今年5月に再建型破産手続きを申請した。同月末をめどに売却先を探したが、十分な買収案が提示されず期日が2度延長された。医薬品と不動産を営む企業による最後の提案が25日に却下された。

 創業者ソニア・リキエルさんの死去から3年、パリ・サンジェルマンデプレを象徴してきたファッションブランドが姿を消す。



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