そごう・西武の男性用日傘が好調 晴雨兼用が人気、リピート客が3割に

2023/06/15 06:29 更新


5月から男性用日傘の集積を拡大した(西武池袋本店)

 男性用日傘が売れている。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行したことに伴って、天候に左右されずに外出を楽しもうと晴雨兼用傘を選ぶ男性客が増加した。

 そごう・西武は5月から男性用日傘の品揃えを拡大し、ここ1カ月の売り上げが前年同期比2.6倍となった。

 売れ行きが良いのは晴雨兼用で、真夏日に日傘として、梅雨の時期には雨傘として持ち歩くことに適したタイプが中心だ。急な雨の際にビニール傘の購入を避けることができ、廃棄物削減にもつながることも購入を後押しした。

 購入客のうち、リピート客が3割に達する。紫外線対策だけではなく、直射日光を遮ることで体感温度が下がる効果が注目され、「30~60代の幅広い層に支持されている」という。

 同社では男性日傘の特設サイトを開設し、人気メンズモデル4人組「イケオジ」が夏のプラスワンアイテムとして日傘を提案するショートムービーを公開している。再生回数は約30万回になり、男性日傘の需要を盛り上げる。

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