そごう千葉店 別館「ジュンヌ」を全面改装

2017/08/03 04:30 更新


 そごう千葉店は18年3月までに別館「ジュンヌ」を全面改装する。従来のヤングのためのファッション館からコト発想の体験型専門館へ転換する。

 そごう・西武は首都圏戦略として数年をかけて基幹店へ重点投資する方針で、ジュンヌ館がその第1弾。館全体の約7割にあたる55区画を9月15日にオープンする。営業面積は1万6000平方メートルで、今回の投資額は25億円。18年度売上高は90億円(16年度比25%増)を見込む。

 ファッション領域は面積比でこれまでの7割から改装後の4割へ縮小する。代わってコト・体験、ビューティー、食、生活雑貨といった領域を拡大する。並行して本館は20年までに化粧品、食品、レストランなど順次刷新する。

 新ジュンヌ館は1~4階のフロア分類をカテゴリーをミックスしたテーマ別に改編する。1階は食、雑貨、ファッションを組み合わせて構成する。スナイデル、ジェラートピケを揃えた「ライフストア・ルーム903」のセレクトショップ、「キャスキッドソン」の雑貨ショップなどを配置し、ライブ感ある飲食と合わせて買い回り性を高める。2階はビューティーに特化し、美と健康をサポートするサロンを揃える。施術中の母親のため、一時預かり専門託児所を導入する。サービスの提供のほか、10月以降に卓球場、有料オフィススペースを開設する。

 3階はコト消費型体験フロアにする。16の小さな書店とルームシアターを配置し、文化発信の起点とする。タブレットを活用したクッキングスタジオ、工房を常設した手芸店など自分再発見をテーマにした様々な体験を提供する。4階は大型ライフスタイルショップを導入する。

地下1階はアクティブスポーツとして16年4月に先行オープンしている。

 環境面では1~3階の中心部に新編集ゾーンを設ける。放射線状に什器を配し、吹き抜けから360度見渡すことができるレイアウトを採用した。また店内で提供する飲み物は持ち歩きできるようにし、買い物をしながら楽しめる。

正面口ファサードも刷新(イメージ図)


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