スノーピークは4月13日、栃木県鹿沼市に「スノーピーク鹿沼キャンプフィールド&スパ」を開設した。同社初の関東直営キャンプ場で、東京から100キロメートル圏内に立地する。温浴施設やキャンプ用品などを販売する直営店を併設した。
鹿沼市が進める「水源地域振興拠点施設」の指定管理者として、牧草地だった土地を再開発した。里山を望める敷地内には、87のテントサイトと4棟のモバイルハウス「住箱」を設けた。都心からの近さを生かし、ファンやコアなキャンプ好き以外も呼び込む。充電スポットや洗濯機、温浴施設などを備え、初心者やファミリーも利用しやすい。道具一式をレンタルできる「手ぶらでキャンプ」サービスも用意する。
市内産のそばを提供する「上南摩そば竜がい」や人気カフェ・ロースターの「日光珈琲」など、地場の事業者も誘致。直営店では、地元の食品も販売する。建材には、市の名産の木や石を採用した。
佐藤信鹿沼市長は「市外・県外からの観光客の増加に期待する。刺激を受けた地元業者から新たな商品やサービスも生まれそうだ」と話す。