スケッチャーズ、キッズ本格拡大へ

2015/04/02 06:18 更新


 米ロサンゼルス発のフットウエア「スケッチャーズ」を輸入卸するスケッチャーズジャパンが今春、キッズライン「スケッチャーズキッズ」で卸売りとプロモーションを本格化した。一部の専門店販路に加え、百貨店に売り場を持つストンプ・スタンプに卸売りを開始。「ギフト需要も含めて成長性の高い分野」(デイビッド・K・トダ社長)と捉え、販路を限定せずに開拓していく。

 スケッチャーズは、売り上げ総額が全米でも上位に入るフットウエアブランドで、キッズに関しては全米トップクラスのシェアを持つ。カジュアルからスポーツ分野まで幅広い用途に対応し、メンズ、レディス、キッズを合わせて年間3000以上のモデルを扱う。日本市場では12年7月にジャパン社を設立、毎シーズン実績を上げつつも、キッズの売り上げ比率は数%にとどまる。米国では3分の1を占めており、同様の水準に底上げしたい考えだ。

 現状はスポーツ専門店や靴専門店を中心に卸売りしているが、今後はファッション性の高い小売店にも販路を広げたい考え。価格帯は3900円から5900円。歩くと光る「トゥインクル・トーズ」や低反発の中敷が入った「メモリーフォーム」など「履き心地が良く、独自の商品特性を持っていて、コストパフォーマンスの高さが十分にある」という。あわせて、テレビCMの放映など販促宣伝にも力を入れる。



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