シップスは20年春夏、新ブランド「シップス・エニィ」をスタートする。3月7日に旗艦店を渋谷に出す。ウィメンズ、メンズ、キッズがあり、メインターゲットは20~40代の男女。オリジナルを中心に、カジュアルテイストと仕事にも使える服を提案する。
コンセプトは、誰でも、どこでも、いつでも着られる服。価格は「シップス」の約7割に抑えた。エントリーラインとして新規顧客の開拓も狙う。ファッションもライフスタイルも充実させたいと考える客に向け、価格と価値のバランスが取れた服を提案する。
休日と、仕事のある平日に分けて商品を企画した。ウィメンズはマウンテンパーカやロングのレーススカート、仕事にも使えるジャケットなどがある。メンズは家で洗えてパッカブルにもなるセットアップスーツやジャージーのシャツ、「ダントン」のTシャツなどもある。
「シップス・エニィ・スタンダード」と名付け、10サイズの中から子供から大人まで自由に選んで着られる商品も企画した。シャツやボーダーTシャツ、ジーンズなど全6アイテム。平均価格はトップ7000~8000円、ジャケット1万4000~1万5000円、パンツ9000円など。オリジナルはウィメンズ170型、メンズ90~100型、キッズ20型。そのうち約100型は環境に配慮した素材や染料を使う。タグのQRコードをスマートフォンで読み取ると、どんな環境配慮をしているかの情報が得られる。
複合店、単独店を合わせて20年春に7店を出す。自社ECやECモールでも販売し、EC比率は60%の計画。都心を中心に、ターゲット層を集客する商業施設に出店し、徐々に郊外にも広げたい考え。