「シブヤ109ラボ所長の#国内旅行事情」

2019/07/12 11:00 更新


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インスタグラムのストーリーズの質問機能でおすすめスポットを教えてもらう人も

 体験を重視しているアラウンド20(15~24歳の男女)。日々の座談会や館内インタビューで聞いてみると、旅行に対する関心が高い傾向にあり、これからの夏のシーズンに向けて旅行の準備を進めているアラウンド20も多いようです。

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国内旅行はゼロから

 特に海外旅行よりも国内旅行に対する興味・関心が高く、アラウンド20を対象にしたウェブ調査(n=400人)の結果では、77%が直近1年以内に国内旅行を経験しており、一人当たり年間で平均3.2回の国内旅行をしていることが分かっています。

 そして今回の調査では、国内旅行と海外旅行の「旅程の組み方」に違いがあることが明らかになりました。

 「お金をかけたいポイント」や「旅行先を選ぶ際の重視点」については海外・国内で差はなく、「食」や「そこでしか味わえない体験ができること」が旅行先の選定に大きく影響しています。

 一方で、旅程の組み方については、海外旅行は「旅行会社のツアーを利用する」が53.5%を占めるのに対し、国内旅行は78%が「自分たちでゼロから旅程を組み立てる」と回答しました。

 旅先の行動計画については、海外旅行では事前にほぼ100%完璧な予定を立てるのに対し、国内旅行は6~7割と、旅行の計画に「余白」を作っていることが分かっています。

 これは、お金もかかり、限られた時間を無駄にしないためにほぼ100%計画を確定させてから行く海外旅行に対して、国内旅行は気持ちと時間に余裕がある分、計画が完璧ではなくてもどうにかなる、という気持ちが強いことが背景となっています。

 事前に情報収集をしても、土地勘がないため位置関係が把握しづらいという声も多く、「現地でMAPを開いて現在地から近い場所に行く」という実態も少なくないようです。

情報収集はハッシュタグ

 国内旅行に関する情報収集場所のメインは「ウェブサイト」と「インスタグラムのハッシュタグ検索」ですが、このような旅行計画の「余白」を埋めるために、旅行中の情報収集も欠かしません。旅行中は特に、SNSを中心に情報を収集する傾向にあります。

 インスタグラムでの検索ワードは「#金沢旅行」など「#地名+旅行」での検索が主流となっていて、ハッシュタグ検索で見つけた投稿についている位置情報を参考に行動しています。

インスタグラムで旅の情報収集をするのが主流

 最近ではインスタグラムのストーリーズの質問機能を使い、旅行中に自らのアカウントのフォロワーに対して「○○に来ているんだけど、おすすめの場所を教えて!」などと呼びかけ、食事や訪れる場所の参考にするアラウンド20も増えています。

 身近な人の口コミの信頼感と、「おすすめしてくれたスポットに行ったよ!」という旅行後のコミュニケーションにつながるこの方法は、今後更に増えていくことが予想されます。

●長田麻衣(おさだ・まい)
 シブヤ109ラボ所長。総合マーケティング会社で、主に化粧品・食品・玩具メーカーの商品開発・ブランディング・ターゲット設定のための調査やPRサポートを経て現職。毎月200人の若者と接する毎日を過ごしている。好きなものは、うどん、カラオケ、ドライブ。今年の目標は、若者に関する講演に講師として登壇すること。そして大人っぽさと透明感を兼ね備えた女性になること。

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