人材紹介サービスのワークポートが現役ビジネスパーソンに実施した調査で、これまでにセクハラを受けたことが「ある」と答えた人は24.9%だった。
セクハラを誰から受けたのかは「上司(男性)」が76.0%と最多。次いで「同僚(男性)」25.6%、「取引先・顧客(男性)」24.8%と続く。男女別集計での男性の回答でも「上司(男性)」73.7%や「同僚(男性)」21.1%が上位に入り、同性からセクハラを受けたことがある人も少なくない。
セクハラの内容は性的なうわさ話を流す、アダルト系ポスターを掲示するなどの環境型(47.1%)と、異性に対して圧力をかけるような態度を取る制裁型(45.5%)が多い。
こうしたセクハラへの対応は「誰にも相談せず我慢した」が44.6%と泣き寝入りが最も多く、「上司に相談」32.2%、「同僚に相談」28.1%と続く。セクハラが理由で「転職した」27.3%、「転職を検討した/検討中」29.8%を合わせると、被害経験者の半数以上が転職のきっかけや決意につながっている。企業には被害者・目撃者が立場をおびやかされることなく相談でき、適切な対応がなされる体制づくりが求められる。
■セクシャルハラスメントの実態について ワークポート利用者20~40代のビジネスパーソン486人のインターネット調査回答