24年度の「繊研合繊賞」と「繊研天然繊維特別賞」が次のように決まりました。繊研合繊賞は、化合繊業界の発展を期待し優れた素材、技術開発、マーケティング活動などに贈るもので今回が第55回、天然繊維業界の発展を願う繊研天然繊維特別賞は第11回となります。贈呈式は25年3月6日、東京都中央区のロイヤルパークホテルで行います。
繊研合繊賞
《グランプリ》
- 100%バイオマスナイロン「エコディアN510」の量産と販売=東レ、吉田
《マテリアル部門》
- シルック発売60周年記念素材「シルック美來(ミライ)」の開発=東レ
《テクニカル部門》
- 熱可塑性炭素繊維複合糸「CfCヤーン」の開発=東洋紡せんい
- 速乾性とドライ感に優れた繊維「エプシロン」の開発=クラレトレーディング高通気素材「アミド」の開発と販売=一村産業、丸井織物
- A型中空断面ナイロン「トラセア」の開発=東レ
《サステイナブル部門》
- ポリエステルの脱色・アップサイクル技術「ネオクロマト加工」の開発と展開=日華化学、エレファンテック、ミマキエンジニアリング
《ニューフロンティア部門》
- 炭素繊維強化熱可塑性樹脂積層板「テナックスTPCL」の開発=帝人
- リカバリーウェア市場を作り、育ててきた取り組み=ベネクス
《ヒット賞》
- 高機能快適ポリエステル素材「爽多」の開発と展開=帝人フロンティア
- 「SY加工」20年の展開と拡大=小松マテーレ
- 高ストレッチ素材「テックスブリッド」の販売=蝶理
《特別賞》
- 廃漁網リサイクルナイロンの展開と能登地震被災漁業者支援の取り組み=エランゲ、パタゴニア日本支社、豊田通商
天然繊維特別賞
- 英式紡績機を活用した素材開発=タキヒヨー
- ダウン製品の可能性を追求する30年の進化と研究=ナンガ
- ミノムシ繊維「ミノロン」の事業化とブランド展開=興和
繊研新聞社