抗菌防臭や抗ウイルスなどのSEKマークを認証する繊維評価技術協議会(繊技協)は、新しいSEKマークとなる「紫外線遮蔽(しゃへい)加工マーク」の認証基準を制定し、10月1日から認証申請の受け付けを始めた。19年1月に制定された「JISL1925繊維製品の紫外線遮蔽評価方法」に基づき、現在7機関11カ所ある指定試験機関で評価し、認証基準をクリアした繊維製品を認証する。
(小堀真嗣)
試験時の測定波長は紫外線に該当する290~400ナノメートルの光を対象の繊維製の生地に特定の方法で照射し、「生地の性能」として評価する。適用される生地の範囲は主に、加工剤を練り込んだ繊維を使った物や、加工剤を後加工した物。使用した加工剤ごとに登録が必要となる。そのほか、加工剤を使用しなくても濃色の生地や、高密度の生地、繊維自体の特性によって紫外線遮蔽効果を発現する物も含まれる。