子供服ブランド「セモンアパートメント」(フロー、大阪市)は10月15~17日、ブランド2周年を記念したイベントを大阪・北堀江の「ザ・グッドランド・マーケット」(TGM、運営はアーバンリサーチ)で開催した。新ラインや協業商品のお披露目も兼ね、約2000人のファンが全国から詰めかけた。
(金谷早紀子)
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3フロア貸し切り
同ブランドは、同じ大手レディス企業に勤めていた中田加世子取締役COO(最高執行責任者)と嘉島愛取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)が24年秋に立ち上げた。着るだけでおしゃれに見えるオリジナルの色柄使いと、海外ブランドのような世界観、手頃な価格で急速にファンを増やし、年間売り上げ10億円に成長している。
2周年イベントのテーマは循環。「物作りを通して社会に価値を還元したい」と考えるセモンと、循環型ライフスタイルを提案するTGMのスタッフが意気投合し、3フロア全てを貸し切った。セモンのほか、同社のビンテージテイストの子供服「ジャメールース」、レディス「オーレンレヴ」も販売。ボーイズライン「セモンリトルブロス」や、韓国のベビー・子供服ブランド「アースザアーカイブ」、TGMとの協業商品も発売した。同社の物作りが体験できる草木染のワークショップも実施した。

同社はEC企業フォレスト(奈良市)の子会社。EC販売が主力だが、セモンは立ち上げ当初から海外販売を目指し、仏パリの子供服見本市「プレイタイム」に出展している。世界で通用するため、より凝った物作りや上質な資材使い、品質向上に取り組む。価格も2000~3000円中心から、5000~6000円の商品も増えている。
思想を大事に
今年に入り、海外ブランド見えする日本ブランドが相次ぎ立ち上がるが、「商品力を磨くことに加え、どこと協業するかでも差別化していきたい」と話す。今回組んだアースザアーカイブは、自然由来の原料を使用し、洗練されたデザインで支持を広げインスタグラムで約18万フォロワーを持つ。TGMと作った商品はオーガニックコットンを使用し、売り上げの一部は全国の子ども食堂を支援する団体に寄付する。

今後もむやみに販売を拡大するのではなく、「思想が一致するブランドや店と取り組んでいきたい」と考える。
