「シングスザットマター」、5周年を記念し南青山で期間限定店 テーマは「ミクロコスモス」

2026/10/23 06:25 更新NEW!


ミクロコスモスの感覚をテキスタイルに落とし込んだ26年秋冬コレクション

 スタイレムが運営するレディスブランド「シングスザットマター」は、5周年を記念した期間限定店「5TH ANNIVERSARY EVENT “20days”」を東京・南青山のギャラリーで開催している。26~27年秋冬コレクションを販売し、ディレクターの武笠綾子さんが、日々の暮らしで大切にしている感覚を空間で共有する。

 「ミクロコスモス」をテーマに、身の回りに広がる小宇宙の境界のあいまいさを服作りに落とし込んだ。カットソーやスウェットに描かれる光の揺らぎのようなプリント柄は、繊維を顕微鏡でのぞいたミクロな写真をコラージュしたもの。ファンシーツイード風のジャケットとパンツのセットアップは、パンチング加工でデニムの生地に微細なホールを開け、洗いをかけて起毛させてクラフトタッチの美しさを表現する。

ディレクターの武笠さん

 これらの発想源は、科学絵本『パワーズ・オブ・テン』。武笠さんは、広大な宇宙から、人間の細胞内部までズームイン・アウトしていくストーリーに興味をひかれたという。会場には、専門書店「ブッククラブ回」の協力を得て、同本のほか、ミクロコスモスのテーマに深くつながる選書の展示コーナーを設けた。また、心理学などの書籍や浄化グッズの販売もしている。

ブッククラブ回がセレクトした心理学などの書籍や浄化グッズの販売も

 会期中は、瞑想(めいそう)家・佐々木依里さんの占い、ヨガ、シルクスクリーンの体験など、身近に楽しめるコンテンツを用意する。武笠さん自身、子育てをしながら、もう一つのブランドも手掛けており、「毎日、やるべきことがたくさんあって、忙しくしていても、立ち止まって10分瞑想する時間を作ります。それだけで冷静に判断ができる」という。

瞑想家の佐々木依里さんによるタロット占いなど、自身の内面や感覚に目を向けるきかっけを提供する

 ファッションだけではなく、自分自身の感覚に目を向け、それぞれにとっての大切な何かと出会うきっかけを作る。シングスザットマターの考え方に共感する人は徐々に増え、売り上げも少しずつ成長している。



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