三陽商会は25年盛夏(6~8月)で、長引く夏や消費者ニーズの変化に対応し、実需販売をさらに強化する。昨年は、夏物衣料の需要期間を従来の3カ月(5~7月)から5カ月(5~9月)とし、二つに分ける「五季」カレンダーを導入。盛夏販売を強化した。
(坂入純平)
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24年6~8月のジャケットの定価販売売り上げは前年比25%増と好調だった。今夏は、カジュアル化するビジネスシーンに対応した、からみ織りやシアー素材を使った羽織りなどを拡充する。また、昨年十分に対応できなかったパンツ需要にも応える。機能素材やトレンドのシルエットを取り入れたものを充実した。トップとのコーディネート提案でセット販売を促進し客単価向上も狙う。
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