三栄コーポ 独の家庭用品「ビレロイ&ボッホ」を販売

2017/07/28 16:30 更新


 三栄コーポレーションはドイツの家庭用品ブランド「ビレロイ&ボッホ」のテーブルウェアの販売に着手する。ビレロイ&ボッホ・テーブルウェア・ジャパン(東京)との間で事業譲り受けに関する基本合意契約を結ぶことを決めた。事業の譲り受けは10月16日を予定し、三栄コーポレーションは自社または100%出資の新設子会社で事業を行う。

 ビレロイ&ボッホは、1748年に陶磁器のブランドとして創業し、現在は陶磁器・衛生陶器を扱っている。18世紀のマリア・テレジアの時代にオーストリア王室御用達となり、今もルクセンブルク大公国の王室御用達ブランドとして知られる欧州有数の老舗ブランド。現在は、ドイツの技術とフランスの感性が融合したテーブルウェアが高級ホテルやレストランで採用され、日本でも知名度が高い。

 三栄コーポレーションは、生活関連用品のOEM(相手先ブランドによる生産)事業とブランド事業を主力としているが、現在売上高の約25%を占めるブランド事業を強化することで収益拡大を目指している。今回の事業譲り受けもこの一環で、ドイツ・ビレロイ&ボッホとビレロイ&ボッホ・テーブルウェア・ジャパンから打診があり、譲り受けについて検討してきた。

 譲り受ける事業は、ビレロイ&ボッホ・テーブルウェア・ジャパンが手がけるビレロイ&ボッホブランド製品の販売で、「グループの知見を最大限に活用しながら、家庭用品事業におけるコアブランドとして一層発展させる」考え。




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