名古屋三越栄店2階に2月8日、「サカイ」がオープンした。サカイがメンズ、レディスのコンバイン(複合)を百貨店に出すのは初めて。青山店に次ぐ150平方メートルのスペースがあり、温かなウッディな質感と、コンクリートやガラスの無機質をハイブリッドしたサカイの独自の世界を作り上げる。
ウェアのほか、バッグやシューズ、小物類などを揃える。開店を記念してメンズ、レディスの限定商品も販売。レディスではMA-1ジャケットのサイドにミリタリージャケットのパーツを組み合わせた。ウエストのストリングを絞ることでフェミニンなシルエットで着用できる。メンズはステンカラーコートをベースにMA-1の要素をハイブリッドした。異なるボタンの配置が目を引く。いずれもブラックとカーキの2色。
名古屋地区にはサカイのファンが多く、セレクトショップでの扱いはあったが、幅広い商品構成でブランドの世界を味わえる直営ショップへの要望が強かった。徹夜組も含め、開店前に70人以上が並び、人気の強さを見せつけた。
名古屋三越栄店2階は「インターナショナルブティックフロア」と位置付けている。サカイがオープンしたことで、フロアが表現するクリエイションの幅が広がり、全体の活性化につながると期待する。