「ロシャス」 アレッサンドロ・デラクアADが退任

2019/12/10 06:26 更新


 【パリ=松井孝予通信員】仏メゾン「ロシャス」のイタリア人アーティスティック・ディレクター(AD)アレッサンドロ・デラクアが、契約を更新せず退任すると現地メディアが伝えた。後任は未定。

 デラクアは13年9月に同職に就任。昨年は「トッズ」との協業も手がけた。来年2月にパリで発表する20~21年秋冬が、デラクアの最後のコレクションとなる。今後は10年に立ち上げた自身のブランド「ヌメロ・ヴェントゥーノ」に専念するものとみられる。

 マルセル・ロシャスが25年に創業したロシャスは、87年に米ウエラが買収。03年にウエラを買収した米P&Gは、経営難が続いていたロシャスのファッション部門を閉鎖、香水部門のみ継続させた。

 08年にジボ・コー(現オンワードラグジュアリーグループ)とのライセンス契約によりファッション部門が再開。ロシャスは15年に香水ライセンス業仏アンテルパルファンの傘下となった。



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