ライトオンは4月22日から、青森県出身の人気タレント、王林さんと協業した新アパレルブランド、「What Is Heart」(わいは)を販売する。青森の伝統文化を落とし込んだデザインや、名産品であるリンゴの廃材を利用したサステイナブル(持続可能)な素材を使い、王林さんの地元愛を表現する。ブランド名の〝わいは〟は、青森の方言で驚きの気持ちを表現する言葉。手に取る人の心に響くような商品を作りたいという思いを込めて名付けたという。
津軽塗り職人だった王林さんの祖父が考案した漆器の塗りの柄をプリントしたワンピース(税込み9900円)とシャツ(8900円)は、伝統工芸ならではの柄で上品に仕上げただけでなく、後継者不足に悩む青森の文化を広める狙いもある。
リンゴの搾りかすから作られるレザー風の素材「アップルレザー」を使ったバッグ(7900円)、キャップ(4900円)などの雑貨もある。農林水産省の統計では、全国のリンゴ生産量の約60%を青森県が占める。その強みを生かした、環境に優しいアイテムとして提案する。
「ファッションブランドを持つのが夢だと公言していたので、ファンも喜んでくれている。商品には青森の土地や文化の魅力を詰め込んだ。ファッション好きからも愛されるブランドに育て、全国に青森のことを広めたい」と王林さん。いずれは海外へも販路を広げていきたいという。
全15型。ライトオンの公式ECで販売する。