リテールメディア サイトの集客力、ブランド背景に注目 ECの新たな収益源へ

2023/12/27 06:30 更新有料会員限定


 小売り事業者が行う広告事業〝リテールメディア〟への注目が高まっている。特に、集客力と顧客データに強みを持つ大手ECモールでの活用が目立つほか、セグメントされたファンを持つブランド力あるECサイトでも成果を挙げている。人の目が多く集まる場が、テレビや雑誌からオンラインに移る中、ECにおける、新たな収益源となっていきそうだ。

(中村維)

楽天市場外へも表示可能

 大手モールの手掛けるリテールメディアの代表例の一つが、楽天グループの広告事業。集客力と豊富なデータを背景に2010年ごろから事業を開始し、22年12月期には売り上げ1830億円(楽天トラベルなど楽天市場以外のグループサービス分含む)に成長した。広告売り上げのうち、7割が楽天市場での出稿額。メニューは大きく三つで、楽天市場内でのバナー広告、ターゲティング広告、検索連動型広告がある。同社では、この三つの広告で認知から潜在顧客へのリーチ、刈り取りへとサイクルを回し、広告主の売り上げ増に貢献する。広告主には、どこにどんな消費者が何人いるかといったデータを可視化して提供する点も強みだ。

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