11月のファッション小売り商況 感染再拡大、高気温で不振

2020/12/04 06:29 更新有料会員限定


新型コロナウイルスの感染再拡大が不安視されているが、春に比べると都心の人出は減っていない(12月1日、東京・渋谷で)

 11月の百貨店、専門店のファッション小売り商況(速報値、既存店)は、新型コロナウイルス感染の再拡大や、中旬から気温が高く推移したことが影響し、冬物の販売が低調で、売上高が前年同月を下回る企業が多かった。

 前半は順調だったものの、後半の客数減で失速したという声が多かった。感染再拡大の不安が強まるとともに、例年のような年末に向けた集客策が打ちにくいなか、いかに冬物の在庫を消化していけるかが注目される。

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【百貨店】入店客減響く

 大手百貨店の11月売上高は、前年同月比1~2割減となった。衣料品や服飾雑貨は2~3割減。感染再拡大に伴い、都心店を中心に入店客数が落ち込み、コートなどの防寒商品やスーツなどのビジネス関連商品が不振だった。

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