巣ごもり需要を反映してリラクシングウェアなどが好調（西武池袋本店の地下1階「セイブビーワン」）
10月のファッション小売り商況（既存店ベース）は、前年に消費増税の影響で買い控えが広がった反動で、増収に転じた店舗が相次いだ。百貨店は「ラグジュアリーブランドや時計、宝飾品など高額品が売り上げを伸ばした」、専門店は「気温の低下とともに秋物が売れた。セールの抑制で客単価が上向いた」という。ただ、都心と郊外で明暗を分けた。都心部を避けて自宅に近い足下で買い物をする傾向が強く表れた形だ。
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高額品けん引 百貨店
大手百貨店の10月売上高（速報値）は、そごう・西武が6.3％増、高島屋が1.9％増となり、その他の百貨店も9月に比べて減収幅を大きく縮小した。前年に消費増税の影響で売り上げが2ケタ減った反動が大きかった。
