9月のファッション小売り商況 残暑響き都心店苦戦

2020/10/05 06:29 更新有料会員限定


連休を境に人出は戻りつつあるが、地元で買い物を済ませる傾向は依然として強い

 9月のファッション小売り商況は、百貨店が昨年に増税前の駆け込み需要があったことの反動で売上高の落ち込み幅が広がり、都心を主力立地とする専門店も前半の残暑と休日が1日少なかった影響などで苦戦した。郊外店舗の多い専門店は既存店売上高を伸ばしたところが多く、生活者が都心を避け、足元商圏で買い物する傾向が顕著だった。

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ラグジュアリー大幅減 百貨店

 大手百貨店の9月売上高(既存店ベース、速報値)は、前年同月比3~4割減少した。新型コロナウイルス感染者再拡大の影響と、消費増税前の駆け込み需要で売り上げが2割増えた前年の反動減が大きかった。

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