8月の百貨店、専門店のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、長い梅雨が明け、各地で記録的な高気温となるなか、夏物需要をつかんだ一部の企業が増収となった。しかし、新型コロナウイルスや酷暑による外出自粛で、多くの企業は客数が落ち込み、売り上げが前年同月実績を下回った。都心を中心に客の戻りが遅い。秋物の動きも鈍かった。
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【百貨店】強まる安近短
大手百貨店は、前年同月比1~3割減収した。コロナの再拡大による外出自粛で、都心店を中心に客数が減少した。秋物の立ち上がりは、外出自粛、猛暑の影響で鈍かった。