1月のファッション小売り商況 売り上げの減少幅が拡大

2021/02/04 06:30 更新有料会員限定


都心店の客数減が続いている(1月末、東京・銀座)

 21年1月の専門店、百貨店のファッション小売り商況は新型コロナウイルス感染の再拡大による外出自粛がさらに広がり、既存店売上高の減少幅が昨年12月に比べて拡大した。テレワークの継続・拡大、モチベーション需要の低迷で、防寒物などアウター類が落ち込んだ。1月7日の緊急事態宣言の再発令に伴う一部店舗の営業時間の短縮もあり、入店客が大幅に減少した。

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《専門店》2社が増収を確保

 巣ごもり需要を取り込んだユニクロと生活圏の郊外店が好調だったワークマンの2社が増収を確保した。ユニクロは2%増だった。全店の2割が時短営業となったが、気温の低下で「ヒートテック」・コットンのインナーやヒートテック毛布、フリースなど防寒商品やラウンジウェアが売れた。客数は0.3%減だった。

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