青葉台東急スクエア、今春11店刷新

2015/04/14 06:56 更新


 東急モールズデベロップメントが運営する東急田園都市線青葉台駅直結のSC、青葉台東急スクエア(横浜市青葉区)は今春、レディスファッション・生活雑貨を中心に11店を刷新した。フロアごとのコンセプトをより明確にして、買い回りを促進する。

 2月19日~3月28日に新店6店を導入し、既存5店を移転を含めてリニューアルした。駅改札口に直結する館、サウス‐2の3階を3月19日に全面刷新、レディス「トロワシス」とランジェリー「トリンプ」、レディスアクセサリー・服飾雑貨「パナシュール」を入れ、「ファッション感度を高め、若い層だけでなく、30~40代の需要獲得」(杉本義夫総支配人)を狙う。

 売り上げが好調な「ABCマート」を移転・拡大し、隣接区画に「靴下屋」を配置。靴下屋も拡大して、メンズとキッズを充実、「ABCマートで販売するシューズとの買い回り向上」を図った。レディス「ハニーズ」を同館4階から移転・拡大。共用部も刷新、「明るく開放的なフロア」にした。

 駐車場直結の同館4階に、写真プリントのほか米アップル社製品の修理を行う「カメラのキタムラ」を導入、傘・レイングッズ専門店「アンビープラス」を入れて「車での来館客を中心に幅広い分野のニーズ獲得」を目指した。同館から道路を挟んでほぼ正面にあるサウス‐1別館地下1階に「ザ・ダイソー」を入れ、ベビー・キッズ「マザウェイズ」や同館に隣接するサウス‐1本館地下1階の食品売り場との買い回りを促進。サウス‐1本館は3階の生活雑貨「ナチュラル・コンフォート・ライフ」を拡大した。

 同SCは地域密着型施策の効果で14年3月期に売上高約226億3000万円(前期比3・6%増)と過去最高を達成。前期は飲食店や「ユニクロ」などが伸び、服飾雑貨が前年並みを確保したが、改装工事に伴う休業区画の発生と消費増税の影響で大型家電店などが苦戦し、約2%減となった。今期は今春の改装効果に加え、地元行政や学校との連携を軸にした地域密着型イベントをさらに強化、秋には開業15周年記念の大型販促も行い、増収を目指す。来春も一部フロアで改装を行う予定だ。



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