〝リカバリーウェア〟と呼ばれる衣類の流通を適正化しようと、厚生労働省が対策を打って1年が経ちつつある。しかし、非該当の製品が今も医薬品医療機器総合機構(PMDA)に届け出がされたままだ。これらは届け出を取り下げたうえで、適切な製品表示に改めるなどの対応が求められる。期限の12月13日が迫る。
(小堀真嗣)
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大半が非該当品
問題となっているのは、鉱物を加工して繊維を活用し、遠赤外線による血行促進作用で筋肉の疲労軽減や回復をうたう衣類製品。同類の製品は、一般医療機器の「温熱用パック」(医家向け)の定義に全く該当しない。そもそも医者や医療機関を指す医家向けの一般医療機器は家庭用ではなく、一般に向けた広告は認められていない。
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