「今後の業界を⽀える彼らの就職先を作り出すことが、業界の投資になる」と高野代表
ファッション業界に特化した人材マッチングサービスを提供するレディ・トゥ・ファッション（東京、高野聡司代表）は、求人サービス「レディ・トゥ・ファッション」で21年1月4日～3月31日、21年4月入社の新卒者向け求人の掲載を無料にする。「ファッションビジネス業界の未来を担う若い世代の受け皿を作りたい」考え。
同社は新型コロナウイルスがファッション業界の新卒採用に与える影響を把握する目的で20年4月6～9日、インターネット調査を実施した。「新型コロナの感染拡大に伴い、21年卒の採用予定人数を変更するか」との質問では、回答した113社のうち、30.1％が「減少する」、53.1％が「未定・不明」とした。「影響なし、または増加する」は16.8％だった。
コロナの影響が長期化し、「減少する」の率は増加している。専門学校の就職課からは「学生がファッションビジネスに関わる仕事に就けず、他業界への就職を決めている。学んだことを生かせない結果になった」などの悩みが聞かれるという。
改めて今、21年春の新卒採用を再開、あるいは新たに始めようとしている企業、もとより採用を継続していた企業を支援することが、業界の未来への投資になると考え、21年新卒採用継続キャンペーンの実施を決めた。通常は同社のサービスに求人を掲載する場合、一定の費用が必要だが、同期間中は無料にする。
求人サービスのレディ・トゥ・ファッションは17年にスタート。累計で400社以上が導入・活用し、これまで約2000件の求人を掲載、約3万件のマッチングという実績を持つ。
