婦人服製造・小売りのレイ・カズン(東京、足達成幸社長)は、WA(ダブルエー、髙村孝一郎代表)と共同で、身長150センチ前後の小柄な女性を対象にした新レディスウェアブランド「エンスモール.」を立ち上げ、9月下旬から楽天市場で販売を始める。
EC限定ブランドとして運営する方針で、自社サイトでの販売は年内を予定する。プロデューサーにファッションや美容領域で活躍する身長150センチのインスタグラマー、大塚梨理亜さんを起用した。
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主力レディス業態「レイカズン」の商品が、身長160センチを基準にワンサイズ展開のため、「小柄な女性の需要を取り込めていない」とみて、新ブランドを開発した。
エンスモール.は、「ファッションが好きな、すべてのコンパクトな女性のための服」をコンセプトに、手頃な価格帯で程良くトレンド要素を取り入れたオリジナルのカジュアルウェアと古着をミックス提案する。オリジナルは毎月10~15型、新作を投入する予定で、中心価格帯はアウター6800円、ブラウス3800円、カットソー2800円、ニット3800円など。
大塚さんのインスタグラム、ECサイト、キュレーションメディアなどを活用し、消費者に訴求する。ECを主販路とするが、自社店舗での期間限定店なども計画する。
ダブルエーとは業務委託契約を結んだ。エンスモール.の商標を共同で保有する。ブランドディレクションや商品企画、楽天サイト・SNSの運用などはダブルエーが手掛ける。レイカズンは、MDや自社ECでの販売を手掛け、購入者の情報やEC限定ブランドの運営ノウハウを蓄積する。