ランドセル製造・販売の各社がファッション性に特化したブランドを立ち上げ、ニュアンスカラーやジェンダーレスカラーのランドセルを拡充している。「他にないデザインを選びたい」という親子に向けた販促に力を入れる。
(相神優波)
購入のポイントとなるのは、子供の個性の尊重だ。選択肢が増えたことで、デザインやブランドのコンセプトに共感して購入する客が増えた。ランドセル以外のライフスタイル雑貨を販売するブランドもある。
土屋鞄製造所の「グリローズ」は新色で、〝フェアリーグリーン〟や〝シュガークリーム〟を追加した。丸みのあるシルエットやステッチ、内装の柄でラブリーさを加えつつも、全体は落ち着いた色に仕上げている。税込み7万3000円。「子供の好きと憧れ」がテーマのグリローズはフレグランスなども販売し、ブランドの世界を表現している。