楽天ファッション・ウィーク東京20年春夏 42ブランドが参加

2019/09/19 06:27 更新


 日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)は、10月14~20日に開催する「楽天ファッション・ウィーク東京20年春夏」の詳細を発表した。「東京発・日本ファッション・ウィーク」として開始して今回で29回目、楽天が冠スポンサーとなって初めての開催となる。

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 参加ブランドは42で、うち初参加が12、海外からが8。前回は52だったが、「今まで厳しいスケジュールだったため、安心・安全に行うために」減らした。オープニングは、3回目の参加となる「ヨシキモノ」が飾る。海外ブランドの招聘(しょうへい)にも力を入れており、今回は米ニューヨークで活躍する日本人デザイナーが手掛ける3ブランドを招いた。「トモ・コイズミ」は単独で、「コウザブロウ」と「ランドロード」は合同でショーを行う。

 新たに「フェイス.A‐J」プロジェクトも始動する。アフリカの平和と発展に貢献することを目的としたプロジェクトで、ユナイテッドアローズの栗野宏文氏がディレクションし、JFW推進機構がアドバイザーとして参加。19年の「LVMHヤングファッションデザイナープライズ」でグランプリを受賞した南アフリカの「テベ・マググ」、ナイジェリアの「ケネス・イズ」などアフリカから3ブランド、日本から3ブランドがショーを行う。日本ブランドは、ナイジェリアのラゴスファッション・ウィークでも発表する。

 今回から楽天が冠スポンサーとなったことで、「消費者を巻き込んだBtoC(企業対消費者取引)にも力を入れていきたい」とし、音楽と協業するイベントや街と連携したコンテンツ、一般消費者のショーへの招待も実施する。今後のBtoC施策は「今詰めているところ」としながらも、「楽天は日本企業で、しかも即断即決の会社なので、一緒になっていろいろなことをやれると感じている」(JFW推進機構)と期待を示した。



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