5月24、25日に開かれたテキスタイルビジネス商談会、プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)24年春夏は、コロナ禍前を思わせる活気に包まれ、新規販路開拓を目指す多くの出展者にとって明るいシーズンとなった。原料高やエネルギー代の高騰、人材不足などが依然として暗い影を落としているが、本格的に回復し始めた需要を取り込もうと、出展者の訴求内容にも変化が見られた。
【関連記事】PTJ24年春夏 次の売れ筋投票1位は宇仁繊維のシアサッカー
新企画で交流後押し
出展者は織り・編み物メーカーや染色加工場、コンバーター、商社など74件で、前年5月展を3件上回った。コロナ禍の影響が和らいだことを機に「途絶えてしまった販路を取り戻したい」「自社の強みを改めて訴求したい」(出展者)と、新規7社、復活4社が新たな風を吹き込んだ。