1月5日に大阪地方裁判所から更生手続き開始の決定を受けたプロルート丸光(大阪市)は、指揮命令系統を管財人室へ一本化し、経営基盤を抜本的に改革している。人員配置の見直し、販売体制の強化、業務効率の改善に向けた取り組みを実施し、事業の再建に向けて歩みを進めている。
上場会社を前提とした組織・人員体制から脱却し、ビューティー事業やヘルスケア事業からの撤退を含めた事業の整理を行う。主力事業である総合衣料卸売事業・ブランドプロダクト事業への統合強化、これに伴う組織体制の刷新、事業規模に応じた人員削減などを実施し、業績の安定と恒常的な黒字化を目指す。
従業員と管財人団が一丸となり事業の再生を図り、大阪・船場の卸売業者におけるリーディングカンパニーへの復活を果たせるよう全力で取り組むとしている。