京都府はこのほど、新型コロナウイルスに感染した軽症者を遠隔で見守るツールとして、ミツフジ(京都府精華町)の衣服型ウェアラブル端末の「ハモン」を採用した。8日以降、軽症者の受入施設にハモンを順次導入していく予定で、「京都府と緊密に連携を取り、進めていく」(ミツフジ)という。
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京都府は、受入施設内で生活する軽症者の体調変化をハモンでリアルタイムに察知し、素早く適切な対応を取れるようにする。軽症者の見守りを担当する看護師は、遠隔で体調を把握できるほか、軽症者との接触を減らして二次感染リスクを抑えることができる。これにより、医療現場の負担軽減が期待できるとの考えだ。
ミツフジによると、ウェアラブル端末を用いて新型コロナに感染した軽症者を見守るのは初の事例という。

