エイ・ネットの「プランテーション」20年春夏は、麻やコットンの素材の表情を生かした商品が揃う。ちょっとおとなしい生成り、白、くすんだグレーや黒が多いが、一つひとつは自然のしっかりした強さを感じるような仕上がりだ。ブランドが生まれた37年前のコレクションを改めて見る機会があり、自然の風合いを大事にしながら、現実の生活になじむという基本の理念をもう一度考えた商品でもあるという。
麻やコットンはヘリンボーン、シンプルな平織り、楊柳、ジャカード、さらにクラッシュ加工やニットなど様々な表情で使っている。近年増えている軽くてドライタッチのものもある。アイテムは得意のゆったりしたコートやウエストゴムの太めのパンツ、柔らかなシャツやニットトップが中心だが、ドレスも目立つ。ドレスはシャツドレスなどのほか、白地に裾だけ鮮やかな青を含浸染めしたフレアドレス、バラ柄のボリュームシルエット、腰に大きなポケット付きなど、ちょっと気分がアップしそうなデザイン。

ユニセックスの「ネイビー」ラインはマオカラーのダブル前ジャケットやリバーシブルで着られるジャケット、少し和を感じるノーカラージャケットなど。レディス向けのコートなどもあるが、基本はMサイズがレディス、Lサイズがメンズを意識して作っている。
