メルローズが販売するブランド「ピンクハウス」が元気だ。72年にデビューし、80~90年代にDCブランドとして市場を席巻したが、その後も軸をぶらさず、ここ数年またファンを広げている。
人気の理由は、プリントやフリル、レースなど甘くフェミニンなスタイルという個性を維持してきたことだ。売り上げの伸びが顕著なのは17年以降。ファッションでノームコアから個性重視の流れが強まるなか、18年にNHKの朝の連続ドラマ「半分、青い。」で出演者が同ブランドを着るなど、メディアに取り上げられる機会も増えて過去のファンが再注目した。さらに新規の若い世代の需要も徐々に増やしている。