ドッツジャパン(東京)のアクセサリーブランド「フーヒップ」と、ベトナム・フエの子供の教育を支援する非営利プロジェクト「フエハッピープロジェクト」は、アクセサリーを作るフエのアトリエで腕を磨いた女性職人3人が、初めて自由に発想して作った作品のオークションを行っている。落札額はフエハッピープロジェクトの活動資金として全額寄付する。入札は31日午後10時まで。
職人の中でも高い技術を持つという3人は全員20代。作品は、フエのアトリエにあるパーツを使って作ったピアス。10月に東京で開いた18年春夏物の展示会では実物を展示した。
オークションは、希望落札額をメールで送り、最高価格を付けた人が購入する権利を得られるという方式。メールの送付先は、info@phu-hiep.com。オークションの結果報告と落札額は11月中旬にウェブサイトに掲載する。
ドッツジャパンは、「職業訓練を受けて技術を身に着けたフエの女性職人が、将来の夢やキャリアを描けるようになってきた。後に続く職人のロールモデルにもなってもらいたい」と話す。
オークションの詳細は、http://blog.phu-hiep.com/に掲載している。
スクエアモチーフや配色デザイン
「フーヒップ」は18年春夏、シルバーやゴールドのラメ糸を編んで作るスクエア型のニットリングをアクセントにしたネックレスやブレスレット、ピアスを発売する。定番モチーフとして丸いニットリングは使ってきたが、スクエアは初めて。技術的に難しく、フエのアトリエで作れる職人は今のところ1人だけという。シルバーのレイヤードネックレス1万3000円、ピアスはシルバー8500円、ゴールド1万1000円。ブレスレットもある。
そのほか18年春夏の新作として、真鍮にラフカットの天然水晶を組み合わせたネックレスやピアス、駆除された鹿の革とニットリングを組み合わせたネックレスなどが登場する。
セカンドラインの「シーズ・バイ・フーヒップ」は、ニットリングやタッセルを付けた3色セットのヘアゴム(2900円)や、タッセルを配色にしたキーリング(2300円)などが新作。片耳売りのピアス(1000円)は、ニットリングモチーフとタッセルモチーフでそれぞれ6色作り、自由に組み合わせて楽しめる。