注目集めるパリ・ショールームの日本ブランド19年秋冬

2019/04/12 10:59 更新


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 パリのショールームに出展する日本のブランドが注目されている。

 「トゥモロー」に出展する2ブランドには、ジェトロ(日本貿易振興機構)が初の特別事業として支援した。「アキコアオキ」は女性の内面と外見の差異をイメージソースに、フェミニンの概念を問いかける。筋肉のラインを表すようなコート、服をスキャンしてレントゲンのようなプリントで内面を視覚化したアイテム、アーミー調のショートコートやパラシュートのようなスカートなど、ユニフォームをベースにスポーティーな要素を取り入れる。英高級百貨店をはじめ有名セレクトショップなどのバイヤーから高い評価を得た。

アキコアオキ

 「ミスターイット」は、デザイナーの砂川卓也が「メゾン・マルジェラ」での経験を発揮したコンセプチュアルなレディスコレクションとアクセサリー。スカートがドレスに、マフラーがドレスにもなるマルチウェーのピースが特徴的だ。左右の身頃を別々のコットンで作ったシャツや、相手への心遣いを反映させたディテールなど、サプライズのあるアイテムを揃えた。

ミスターイット

 デジマショールームに参加したレディスブランド「ドフィーヌ」は、米国人画家リー・クラズナーの抽象画をジャカードで表現したコレクションを発表した。尾州の職人と組み、柄起こしの段階での絵画本来の色、柄と色の境界の表現の難題を乗り越えた力作のファブリックだ。両脇ファスナーをアクセントにした直線ラインのドレスにプリーツのドレスのレイヤードが、今の空気感にマッチする。

ドフィーヌ

 有松絞りの「スズサン」は、オルガンスショールームで初のストール、ウェア、ホームを展示した。トータルコレクションのブランドとして見せることで、先に出展したパリ合同展トラノイに続き、ここでも新規を含め受注を伸ばし、大きな成果を得た。パリの有力セレクトショップからはフルラインでオーダーがあり、そこから生まれる相乗効果にも期待できる。商品の8割を占めるウェアは、その4割がレディス、残りがジェンダーレス。掛川の黒のコットンを絞りの独自の技術で茶色に染めたAラインコートは、性別や体形、年齢を問わずさまざまな着こなしが可能と人気を集めた。

スズサン

(パリ=松井孝予通信員)


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