26年にブランド誕生40周年を迎える「パパス」。ブランドの価値を一層磨き、ファンを広げていくためにこのほどクリエイティブオフィサーに就任した。実際には26年秋冬シーズンからの仕事になる。
『暮らしの手帖』の前編集長を務め、執筆活動や企業のブランディング、商品開発、コンサルティングなどに携わってきた。メンズブランド「モヒート」のデザイナーでプロダクトデザイナーに就いた山下裕文氏と、ウェブマガジン『ぼくのおじさん』を運営し、エディトリアルに就いた山下英介氏との3人で新たなブランドの進化を目指す。
「パパスは小さいころから着てきた服で、親しみ深いブランド。カリスマだった創業者の荒牧太郎さんが他界し、少しでもお手伝いできないかと思っていたところ、40周年ということで今回の役を引き受けることになった」。パパスの「服を通じて人生を謳歌(おうか)する」という哲学に共鳴する。ファンが高齢化しているが、「40代前後以上の幅広い大人の男性を対象にした、トレンドを超え、目立ち過ぎず人生を楽しめるブランドにしていきたい」と抱負を語る。
